三十路目前ニート女が人生変えた話

社会の底辺だった腐りかけの引きこもり女が、引き寄せをやったら何だかうまくいって、年収850万プレイヤーのダンナを捕まえて二児の母をやらせてもらっているという話。

通期

追加の荷物は青竹とお茶(=癒しが足りない。)

 

話が前後しますが、私は最初3ヶ月で終了の契約をしていて、半年への延長を考えるなら早めに申し出るようにと言われていました。

私がどうするかによって今後の補充人数も変わるため、オープンする前には延長か否かを決めて、上に知らせるようにと。
なので、研修中から「くう、通期にしちゃいなよ☆」「なじんでるじゃん、不安なんてないでしょ〜」と社員さんにせっつかれまくり。いや、フレンドリーに接してくださる皆様のお陰なので…。丸太とも仲良くできそうです、ここの人たち
 
私にこの仕事が勤まるかという不安はぬぐえなかったものの、延長した方がお金もしっかり貯まるし環境や人間関係は大丈夫と思えたので、迷いつつも通期へ切り替えることを決心しました。
 
念の為に家に用意していた追加の荷物に、足りないものなどリクエストして母に送ってもらいました。
入山して一週間で、私にとって絶対に必要なものはお茶だということが分かったのでそのセット、青竹裁縫道具がリクエストの内容です。
くつろぎの時間に自分で入れたお茶は不可欠。ペットボトルではダメでした。
寮に帰った時スイッチをオフにするアイテムとして、切実に必要を感じました。
 
コンクリ打ちっぱなしの「裏」(お客様から見えないスペース)で長時間立ちっぱなしになると、床が冷え固くて足裏がガチガチになってしまいます。
その対策で青竹も、となりました。
靴も良くなかったかも知れませんね、今思うと。
クッションの入らないカチカチのパンプスだったので、一日の終わりには足裏に激痛が走って立つのも辛い状態でした。
 
 5月が精神的、肉体的に疲労MAX。
仕事は全然出来るようにならないけど、だからって生活が置いてきぼりでは、先に身体が参って動けなくなってしまう。
若くないんだから、人より回復も遅いし、この場ではひとり欠けるとものすごく迷惑をかけます。
ただでさえ皆泣きそうになりながら仕事してるのに、足引っ張るわけには行かないのです。
 
この機会に青竹フミフミ、ヨガやストレッチを真面目にやれる生活にして、身体と向き合う時間を取るように変える決意をしました。
心も身体も気を張ってフル回転してるので、6日に一度の休みの日には自分を癒し緩める必要がありました。
 

上司と散策

オープン直後の私たちの(山が初めてのパート組のこと)、使えなさと来たら思い出すのも鬱になるほど…というか、あまりに修羅場過ぎて、記憶が飛んで正確には描写できません。

ただ、指示を出す社員さんが人によってはブチ切れそうになったり、実際怒鳴り声になったり、毎日寮に帰って「私今日はこんなことをしでかした」「私なんかこうだった」「いやいや私はもっと」とパート同士で恥を忍んで告白しあい、傷を舐め合うのが日課になっていたのを覚えているのみです。

そして社員さんの本性を垣間見たと言いましたが、私とRちゃんのアイドル、アシスタントマネージャーKさんがどうだったかというと、結論を言えば…ヒーローでした。

 

しっちゃかめっちゃかの戦場でも、絶対声を荒げないし、大丈夫オーラが半端ない。

なんという頼もしさ。

塗り壁みたいな身体だけど、精神まで安定しまくっている。

人の上に立つ人は違うねー!Kさん株が、私とRちゃんの間で上がりまくりです。

 

なので5月のオープン直後から、わたしとRちゃんは「山の男性社員の中で誰が好み?」みたいな飲み会の話題をふられたり、いじりネタにされた時は「Kさんです!包容力があるのがカッコイイ!」と公言するようになっていました。

本気でカッコイイと思っていたのもあるけれど、下手な社員さんの名を出して、噂になったり意図的に接点を作られるのも面倒だし、Kさんは既婚者。上の立場の人なら間違いもないので堂々とファンでいられるよね、とRちゃんと二人で話したことがあったからです。

 

5月の半ば、私が「身体を動かしてオフの日はリセットせにゃ」とウズウズしていた頃、雪も溶けて散策にはちょうど良い気候になっていました。

次のお休みに近くをウロウロしたいな、と思っているところに、ちょうど良く「Kさんの次のお休みにかぶる人がいたら、散策に案内してくれるって。くう、お休みだよね?行く?」と声がかかりました。ほかにも何人かいるとのこと。ラッキー!

 

Kさん、オープン前からこの日までほぼ1ヶ月無休で働いていたはずです。

とても責任者が休んでいられる状況ではなかったのでしょう。

いつ見ても職場にいて、誰よりも遅く帰って、いつも穏やかで変わらない。

頑丈な人だなあ、しかし限度があるだろう。やっと休めて良かった。

 

「行きます行きます!」と返事して、当日。

ほかに誰もいない。

え、上司と二人きりで散策…?やだ超息つまる!気を遣う!

…とは微塵も思わず。

 

「ふたりきりですか!デートみたいですね~」とか言いつつのほほんと二人で普通に出発して、上の沢まで行き、お昼食べて(おごり)、アニメの話して帰ってきました。

 

Kさんは顔はこわもてだけど、中身はDBとうる星とジブリガンダム好きな、少年心のまま大きくなった人なので、私としては上司というより中学生の友達のような感覚でいられ、まったく緊張せず普通に過ごしたのでした。

あと、ノロイ(出崎演出)について熱く語りあえる相手だと分かったのも収穫でした。

あー楽しかった。

女子寮のみんなには、「くうさんすごい勇気ある…上司と二人なんて何話せばいいのか」と評されましたが、名作を介してオタクは年代を超えるのですよ…。